◎LED照明器具の突入電流について
LED照明器具を起動する際に、スイッチングの電源投入時に定格電流の数倍から数十倍の電流が流れ、この電流を一般的に突入電流といい、LED電源を構成するいくつかの種類のノイズフィルタ用コンデンサや平滑回路用コンデンサが電源投入と同時に急激に充電されることにより発生します。
突入電流、始動電流、インラッシュカレント (inrush current)とも表記されます。
★ CISPR11 「工業、科学及び医療用装置― 無線周波妨害波特性 -許容値及び測定法」に準拠」
★ CISPR15 「電気照明及び類似機器の無線妨害波特性の許容値」
総務省 電波利用ホームページ
CISPR規格
CISPRとは
CISPR(国際無線障害特別委員会)は、無線障害の原因となる各種機器からの不要電波(妨害波)に関し、その許容値と測定法を国際的に合意することによって国際貿易を促進することを目的として1934年に設立されました。
この中で「CISPR15 電気照明及び類似機器の無線妨害波特性の許容値」、「CISPR22 情報技術装置からの妨害波の許容値」、が提唱されています。
照明器具から発せられる妨害電波は、コンピューター、医療機器等さまざまな精密機器に影響を及ぼします。
基準を満たしたLED照明機器を使用することで、コンピュータールーム、医療機器、電話交換機器に与える影響を軽減することが可能です。