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今後の展開

〜本プロジェクトでは、モンゴル人への啓蒙、人材育成も行っていきます〜

モンゴル人自身による緑化運動支援へ

環境緑化運動には、モンゴル人自身による、自立自助努力が不可欠です。当プロジェクトの推進により、草原の緑と共に森林の復活も可能であることを実証することで、モンゴルの緑が蘇るのだという認識がモンゴル人に広まれば、緑化運動のPRや彼らの意識改革となるでしょう。

人材育成・苗木育成センター設立を計画

植樹

これまでの活動実績が評価され、ウランバートル市役所、ハンオール区役所及びモンゴル国立農業大学等より、これまでの経験で得た技術・ノウハウをモンゴル側に移転するための訓練センターを設立してほしいとの要望が出されました。

この要望を受け、今後の植林活動をより効果的に進めていくためにも、人材育成・苗木育成センターの設置を計画しています。同センターでは、植林に使用する苗木の育成を行うほか、一連の植林作業を通じて、モンゴル側(ウランバートル市役所、ハンオール区役所及びモンゴル国立農業大学等)の人材に対して実習を行い、よりモンゴルに適した植林技術の開発を進めていきたいと考えています。

本プロジェクト終了後は、ウランバートル市役所及びハンオール区役所が中心となって樹木の維持、管理を担うため、これらモンゴル側の人材育成は非常に重要です。また、モンゴル人は、一般に自国の自然を非常に愛しており大切に思っていますが、その維持、管理のためには多くの労力や費用、知見が必要であることへの認識は希薄です。こうしたモンゴル側の認識を改め、モンゴルにおいて環境活動を広げていくためにも、苗木育成・人材育成センターは貢献できるものだと期待しています。

「日蒙友好の森」実現へ向けて

植樹

日本モンゴル親善協会は、2008年で結成42年を迎えました。日本とモンゴルの友好を深めるため、社会主義の時代から、今日までに努力に努力を重ねてまいりました。まさか今日のように日本とモンゴルの友好関係が深まるとは思っていませんでした。

21世紀環境緑化運動として15年計画でモンゴルにおける砂漠緑化事業、植林を始め、今年(2008年)で5年目、第9回目を迎え、モンゴル地域の皆さんと共に行ってきたこの事業は、大変大きな成果をあげております。今年の5〜10月に行われた2回の植林には、モンゴル国大統領、首相、大臣の皆さんも参加されています。

2006年には、日本の小泉総理大臣(当時)にもモンゴルエンフボルド首相と共に植林にご参加いただきました。また昨年には、皇太子殿下がモンゴル訪問をされた際に、大モンゴルの大草原への植林に努力してくださいとのお話をいただきました。

今までに植林した木も、大きくなってきました。この植林事業を日本の団体が行っていることは、ウランバートル市民にも広まってきています。今後も、この場所が、日本とモンゴルの友好の森となるよう、全力をあげて頑張ってまいります。

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